今回は、株式会社東山ベジフル 大西さんの圃場で研修を受けてきました。大西さんは、有機JASを取得されており鹿児島県と大阪府で合わせて4町以上の作付けをされておられます。
研修スタート
まず初めに、種芋であるジャガイモのカットです。
春作のジャガイモは秋作に比べ、カットしてから
植え付けを行っても腐りにくく、カット後60g
以上になるようにしました。
次は、サツマイモの出荷調整です。
A品の出荷は終了されていたので、小さめの
サツマイモを既定のグラム数にはかり、
その後ボードン袋に向きを立て向きに揃えながら
詰めて最後にバックシーラーで止めるという作業
でした。これにて作業は、終了です。
続いては、座学にて都市型農業のお話をしていただきました。
農業は、「都市型農業」「近郊型農業」「遠郊型農業」にグループ分けができ、それぞれにメリットデメリットがあるそうです。
都市型農業の都道府県として、東京都・大阪府・福岡県
近郊型農業として、徳島県・千葉県
遠郊型農業として、北海道
を例として挙げることができます。
都市型農業においてのメリットとは、消費者が近いことやリードタイムの短さ、雇用しようとしたときに人材が見つかりやすいことです。デメリットとしては、農地が見つかりにくいや肥料や堆肥の臭い、農業機械の騒音問題などがあります。
都市型農業をするにあたって、スケールメリットを生かせる作物は栽培せずにコマツナやシュンギクといったスケールメリットがない作物を栽培することが良いそうです。
また、地場野菜としてブランディングに成功しているものであればスケールメリットがある作物でも良いそうです。
消費者が近いからこそコト消費を増やしていくこともできます。都市型農業だからこそのメリットを理解し利用することで農家としての収入が増えてくるのではないでしょうか。