今回は、株式会社アローズファームの生産圃場で研修を受けてきました。
アローズファームは2013年に代表取締役の大矢さんが交野市初の認定新規就農者としてスタートした会社です。
大阪府交野市でビニールハウスでのトマト栽培をメインにおこなっています。
研修スタート
まず初めに、従業員の方からの施設の紹介、栽培方法の詳細を受けました。
施設栽培のトマトでは珍しくブロフ栽培を実践されているので、参加者もその内容に興味津々の様子でした。
実際に作業に取り掛かり、現在出荷がピークの大玉トマトの「葉かき」作業をしました。
作業のレクチャーを受ける参加者からは「こんなに大胆に切っていっていいのですか?」と戸惑いの質問もありましたが、現場担当者から「後々の病気のリスクを考えるとこれぐらい思い切ってする方が収量は上がるんですよ」と栽培本には載っていない現場の生の声が聞けて、参加者は目から鱗の様子でした。
続いては出荷調整の作業に取り掛かりました。こちらではアローズファームさんの拘りも垣間見えました。
トマト一つずつ丁寧に検品をして梱包作業をしていると、併設する直売所はお客さんの姿が絶えません。
実際の栽培の拘りを体験し、消費者の手に渡るゴールまで一気通貫で体験出来た今回の研修は参加者にとって大きな体験となりました。
今回の研修での一番の収穫は生産者としてトマトを完熟してから収穫できる、その思いが詰まった野菜をすぐに消費者に届けることができる、「都市農業」のあるべき姿を体験することができたことではないでしょうか。
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<今回の研修先>
株式会社アローズファーム
https://www.arrows-farm.jp/
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