こんにちは。
今回は名古屋市港区にある名古屋みなと農園にて研修を実施しました。
名古屋市中心部から車で30分、名古屋市内でも最大規模のショッピングモールや家電量販店などが見える場所にあります。広さは約2ヘクタール。名古屋市内の農家さんでは最大規模の面積です。
夏は朝どりのトウモロコシをメインに、秋冬はブロッコリーやカリフラワーなどの生産をしています。
今回は代表坂野さんの営農スタイルに関する講話を中心に、トウモロコシの収穫、出荷までの研修をおこないました。
坂野さんは実は就農して8年。まったく経験もなく農業の世界に飛び込み、今はショッピングモールを始め、百貨店やスーパー、直売所、市場出荷など多様な販売経路をお持ちです。
販路拡大には坂野さんが前職で培ったロジックやマーケティングの知識、経験が存分に生かされています。
品目選び、流通コストなど都市農業だからこそのメリットと、デメリットをしっかり学びました。
圃場では実際にトウモロコシの収穫を行いました。
収穫適期の見分け方、プロの作業の進め方、段取りとその準備など、現場でしかわからないことを学びました。
本来であれば、朝3時からヘッドライトを装着して作業をされるとのこと。
参加者からは「大変ですね」と声が上がったものの、「真夏の昼間に農作業はできない。一人でやっているともしもの時の危険がある」との坂野さんの言葉に、みなさん納得されたようでした。
最後に収穫したトウモロコシの出荷調整作業をおこないました。
トウモロコシの茎切機の使い方や状態に合わせた出荷方法を学びます。
トウモロコシに貼るラベルには収穫日を記載し、鮮度をアピールする等強みを生かす工夫が細部までなされていることが大変印象的でした。
今回、参加された方にとって、印象的だったのは都市農業の強みを生かすための考え方だったでのはないかと思います。一般的には、都市(商圏)との近さがメリットになりますが、そのメリットを生かすための、品目選び、栽培方法、流通コストの捉え方など現場でしか学べないことが盛りだくさんでした。
また、都市にこそ農業の持つコミュニティ機能が必要であるという考えもお話いただき、参加者一同大変納得させられました。
コロナ禍において、コミュニティの重要性が高まる中、名古屋みなと農園さんの地域に根ざしたスタイルは今後も広がっていくのではないかと感じました。
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今回の研修先:名古屋みなと農園
ホームページ https://nagoyaminatonouen.themedia.jp/
Instagram https://www.instagram.com/nagoyaminatonouen/
毎週月木で朝市やってます!