こんにちは!
BeNTOプロジェクト運営事務局の浅田です。
12月12日(日)に名古屋ワークショップが開催されました。
今日はその様子をお届け致します!
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今回の会場は「街と珈琲」様ご協力のもと、3名様の参加を頂きました。
親子で参加をされており、子育て時の話や長い主婦歴からのお話など聞くこともできました。
まず、講師として名古屋みなと農園 坂野さん、街と珈琲 服部さんから都市農業ならではの出来ること、
コミュニティづくりと都市農業との関わりをお話頂きました。
特に今回会場としても使用させて頂いた「街と珈琲」は新装開店直前で、
今後コミュニティの中でどんな役割を果たすのか説明をして頂きました。
地域のコミュニティつくりというと、中山間地や地方都市の話という印象ですが、
都市部でも確かに人口や店舗の減少は続いており、その問題点は日々の生活の中でも
感じるところです。
「街と珈琲」目指す地域の中でつくる、新しいタイプの商店街の
話は間違いなくワクワクするものでした。
また、坂野さんからは都市農家としてのお立場かた就農の経緯や現在の農家としての活躍や流通の仕組みなど、
リアルな都市農家さんにしかできないお話をして頂くことができました。
続く、ワークショップでは、5つのテーマで自分と農業、野菜、
①あなたが住んでいる近くに畑はありますか?
②あなたは畑に行くことはありますか?
③あなたは普段、野菜をどこで買っていますか?
④あなたが野菜を選ぶポイントはありますか?
⑤あなたの好きな野菜料理を教えてください。
上記の様な質問についてそれぞれが考え、共有をしました。
このワークショップは名古屋で開催するのもこれで4回目なのですが、
参加者が違うから当たり前でもあるのですが、毎回違う意見が出ます。
今回の参加者さんは産直コーナーや宅配などで普段から食材の鮮度や産地を
基準に野菜を選ぶ方が多かったです。
ただ、「都市農業」を話題にするときよく出てくる
彩りや形の変わった野菜、通常のスーパーなどではあまり見ない野菜については
「使いにくく、どうすればいいか困ってしまう」という意見が出ました。
どうしても「都市農業」というと消費地との近さを生かして、
産地の農業ではできない野菜を作ろう、という話をしがちなのですが、
そもそも消費する方が同じ都市住民である以上、変わった野菜が価値を持つとは
限らないのだと気づかされました。
また、「そもそも野菜の食べ方や旬などを学ぶ場所がない」という話もありました。
服部さんから、昔はそれを八百屋さんが行っていたというは話を頂き、
地域コミュニティの重要さを再認識しました。
BeNTOワークショップでは、野菜の彩りや鮮度、食べ方、消費する立場、生産する立場から
いろんな意見が活発に交わされました。
コロナ禍だからこそ普段気にしない、食べ物を「作る」「届ける」「食べる」を
考えるワークショップが開催できたのではないかと感じます。
「都市農業」の魅力と課題を改めて学ぶ機会になりました。
ご参加頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。
事務局 淺田